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連載コラム 「全国の塾長、塾講師に向けてこれだけは言っておきたいこと」
最近、新聞紙上で必修科目の履修漏れが問題になっている。公立高校、私立高校含めて8万人以上の履修漏れが明らかになった。学習指導要領で必修となっている世界史を生徒に教えてない高校が多数発覚したのだ。ルールを無視した学校の責任は大きい。また、その遠因は文科省にもある。私の意見は世界史が必修になった時点で、おかしいと思った。世界史は選択にすべきだと当時から主張していた。日本史を中心に考えることのほうが現実的である。この指導要領を校長は知らないはずがない。すぐに、違反した公立の校長は責任をとって辞めるべきだ。公立の責任と私立の責任には軽重がある。私立は大学進学は死活の問題である。基本的には、補助金をもらっているとは言うものの、受益者負担が主であるのは私立である。どちらにしても生徒には何の責任もない。数字合わせのために、無理に、冬休みや、卒業式を延ばして補修することは絶対反対だ。大事な受験を控えたこの時期にしわ寄せを生徒の持っていくのはもってのほかである。私は、超法規的に未履修のまま卒業させることのほうが現実的であるし、支持を得やすい。法律よりも生身の人間のほうが大事である。大学受験の現実と学習指導要領の理想のギャップを生徒の立場で検討し、早急に結論を出すべきだ。未履修のまま卒業してもたいした影響はないし、人生は大きく変わらない。未履修よりも今一番考えなければならないことは、もっと深刻ないじめ、登校拒否、自殺、学力低下の問題だ。よく、生徒の問題は親の責任であると言われる。私も、否定はしないが、それなら学校はいらないことになる。親の責任の範囲を超えて子供たちはあらゆる環境で、友達で影響されるのである。いじめは、自殺は、登校拒否は、学力は親の責任かといいたい。今こそ教師の出番である。 「塾に学べ、私立学校に学べ」私の知ってる塾には、私立学校にはいじめはないのである。自殺者もない。なぜか、生徒は目標を持ってきているのである。また、目標を持たせることに日々努力しているのである。生徒を定着させるには、勉強だけではなく、悩みの相談にのっている。なぜか、生徒はお客さんである。サービスに徹している。企業発想で生徒を見ている。なぜ休んでいるのか?なぜ学力が低下しているのか?顔色が悪い、なんかあったのだろうか?友達はいるのだろうか?子供に対するお父さん、お母さんの考えは?ありとあらゆる面から分析しているのでなければ、お客さんは(生徒)は来てくれないのである。同じ目線で見ないと、生徒がSOSを出しているのに気づかないのである。塾、私立学校は企業である。とくに塾は、行くか行かないかは生徒、親が決定権を持っている。いつでもNOといえるのである。塾、私立学校は生徒募集に必死である。集めた生徒をありとあらゆる方法で満足させねばならない。いわゆる、CS(customer’s satisfaction)である。教育、教育と言ってる公立学校はそうだろうか。「ゆとりの教育」といいながら何の手も打っていないのである。今回の未履修の問題でも、ゆとりに名を借りたサボりである。「週5日制」の導入で授業時間が足りなくなったことがそもそもの発端である。いじめは公立中学に集中しているではないか。何の分析もしていないのである。いじめがおこってから調査しているのが現状である。それもマスコミから突きつけられてからやっと動く。ましてや、学力向上については何の施策もしてないと確信できる。2年前に新聞によく出ていた「M教師」(問題のある教師)があるから、教師の免許の見直しの問題が出てくるのである。国会での教育法改正、改悪の論議は一般の国民の頭を素通りしているのと違うかといいたい。 瀧山の教師十訓
(株式会社ルックデータ出版発行「塾ジャーナル」掲載) |
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